ヨーロッパの新しいETIASビザの利点と欠点

ヨーロッパの新しいETIASビザ免除の利点と欠点

欧州委員会は、シェンゲン圏と圏外との境界を強化するための取り組みの一環として、欧州渡航認証制度(ETIAS)を作りました。2022年からは、法的な要件として、シェンゲン圏を訪れる人によるETIASビザ免除への申請が必要になります。

ETIAS渡航認証制度の利点とは何なのでしょうか?反対に、欠点は何なのでしょうか?シェンゲン圏に渡航する人たちにとって、新しいシステムは良いことなのでしょうか?この記事では、現在までにわかっている内容に基づいて、渡航者の視点からETIASの利点と欠点を探っていきます。

利点:セキュリティの向上

ETIASビザ免除の最も重要な利点は、シェンゲン圏と圏外との境界を強化できることです。2016年以降注目を集めるテロ攻撃が多く発生しており、より強力なセキュリティの必要性が明らかになっていました。これらの攻撃の多くは、観光客が多く集まる場所で発生しています。ETIASは、ヨーロッパで生活する人たちだけでなく、ヨーロッパを訪れる人にとっても、ヨーロッパをより安全な場所にすることでしょう。

欠点:追加の書類を記入

現時点では、書類の作成などをしなくても、60カ国以上の人がシェンゲン圏にビザなしで渡航できる状態です。ETIASを導入すると、このような国の人々は、オンラインで申請手続きを行い、ETIASビザ免除を取得することが必要になるということです。今よりは少し手間がかかります。

利点:すぐに記入できる簡単な申請フォーム

ETIASビザ免除のオンライン申請にかかる時間はわずか数分です。名前・住所・生年月日・パスポートの情報・渡航計画などの基本的な情報を入力することになります。また、セキュリティに関連した質問もあります。申請が承認されると、ETIASビザ免除がEメールで渡航者に送られます。

欠点:申請は有料

申請者がETIASビザ免除申請フォームのすべての質問に回答した後には、クレジットカードかデビットカードで手数料を払う必要があります。手数料の具体的な金額はまだ決定されていません。現在ビザなしで渡航できる国からの渡航者には、この手数料が新たに発生することになります。

利点:ETIASビザ免除は3年間有効

ETIASビザ免除を1回取得すれば、3年間はシェンゲン圏に何回でも渡航することができます。ビザが効力を失うのは、取得から3年後、またはビザ取得者のパスポートが失効した時になります。ビザは最大90日間の短期滞在向けに作られたものですが、シェンゲン圏での合計滞在日数が180日間あたり90日を超えない限りは、渡航者の渡航回数に制限はありません。

欠点:ETIASビザ免除は他のパスポートに移動不可

ETIASビザ免除は発行時のパスポートと一緒に使った場合にのみ有効です。つまり、ETIASビザ免除の3年間の有効期間が切れる前でも、渡航者のパスポートの有効期限が切れてしまった場合、そのビザは失効してしまいます。このビザを持っている人がシェンゲン圏に再度入りたい場合には、ETIASビザを再度申請して、新しいパスポートと一緒に使える新しいビザを取得する必要があります。

利点:シェンゲン圏内は自由に移動可能

ETIASはシェンゲン圏と圏外の境界を強化するために作られたものです。シェンゲン圏内には「越境に手続きが必要な国境」はありません。つまり、ETIASビザ免除で一度圏内に入れば、シェンゲン圏内の26カ国を自由に旅行することができます。

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