ルクセンブルクのETIASビザ免除
ETIAS 申請日本国籍の人は、ビザを取得しなくてもルクセンブルクに渡航することができます。しかし、2022年からは、ビザが免除される人にとって、ヨーロッパへの渡航条件が変わります。日本を含む59カ国の国籍を持つ人がルクセンブルクを含むシェンゲン加盟国に入国するには、ETIAS渡航認証を持っていなければなりません。
欧州渡航情報制度(ETIAS)は、ルクセンブルクを含むシェンゲン圏内の安全を高めるために導入されました。
制度が導入されたら、シェンゲン圏に向かう渡航者は、日本人を含め、ルクセンブルクへのフライトに搭乗する前に審査されます。
ETIASは、居住者にとっても渡航者にとっても、ルクセンブルク大公国をより安全にします。そのために、ビザが免除されるすべての渡航者を事前に審査し、ヨーロッパ大陸のウェルビーイングと安全のリスクとなる可能性のある人が入国できないようにします。
また、ETIASによって、シェンゲン圏管理当局は、加盟国を訪れる申請資格を持つ渡航者をより詳しく知ることができるようにもなります。
ルクセンブルクに渡航するためのETIASビザ免除制度への申請
日本のパスポートを持つ人がルクセンブルクでも使われるETIASに申請する手続きは、オンラインで記入するだけのシンプルでわかりやすい手続きで、長い列で順番待ちをしたり、大使館や領事館を訪問したりする必要はありません。ETIAS申請フォームは、自宅やオフィスで10分もかからずに記入を終えることができます。
パスポートおよびルクセンブルクに渡航するために必要な文書
日本国籍を持つ人は、ETIASの申請を始める前にETIASビザ免除制度の申請に必要なものを用意する必要があります。
- 到着予定日から3ヶ月以上の有効期間が残った機械で読み取り可能かつ有効な日本のパスポート
- 個人情報やパスポート情報(パスポート番号・発行国・発行日・有効期限)をETIAS申請フォームにもれなく記入すること
- 申請が認められた時にETIASが送られる利用可能なEメールアドレス
- 申請完了時にETIAS発行手数料を支払うためのクレジットカードやデビットカード
承認されたETIAS渡航認証は、フォームに記載された申請者のEメールアドレスあてに届けられます。ETIASは電子文書であるため、申請に使用されたパスポートと電子的に関連づけられることになります。
この渡航認証は、同じ人のものであっても、別のパスポートに移動させることはできません。そのため、日本国籍を含む二重国籍を持つ人は、ルクセンブルクに渡航する時に使いたいパスポートを選んだら、そのパスポートをETIASの申請に使うことがとても大切で、ETIASも申請に使われたパスポートに対して発行されます。
ETIAS渡航認証で日本からルクセンブルクに渡航する
日本のパスポートと認証されたETIASを持っていれば、ルクセンブルグやその他のシェンゲン加盟国に訪問することができます。ETIASを持っている人は、180日間で90日を超えない範囲であれば、複数回シェンゲン圏を訪問することができます。
ETIASは、先にパスポートが失効しない限りは、3年間有効です。ETIASの有効期間中にパスポートが失効してしまった場合には、新しいパスポート番号を使って、新たにETIASを申請しなければなりません。
ルクセンブルクに関する基本的な情報
ルクセンブルクは小さな内陸国で、ベルギー・フランス・ドイツと国境を接しています。首都はルクセンブルクシティ市で、ヨーロッパ連合の4つの首都の1つに指定されています。欧州司法裁判所が立地する都市でもあります。フランス語・ドイツ語・ルクセンブルク語という3つの公用語がありますが、英語も広く使われています。この都市の旧市街や城壁は極めて保存状態がよく、1994年にユネスコ世界遺産に登録されています。
ルクセンブルクの観光情報
ルクセンブルクは人口60万人強の発展した国です。この小さな国の気候は、極端な温度になることのない温暖な気候です。ルクセンブルクでは、7月と8月が1年で最も暖かいですが、日照時間が長いのは5月と6月です。9月や10月も一般的には温暖です。11月から2月は寒く、乾燥し、雪が降るので、ウィンタースポーツには理想的です。
ルクセンブルクに渡航する人のための健康情報
ルクセンブルクには、ほとんどの先進国と同じような、優れたヘルスケアシステムがあります。ただし、渡航の前に旅行保険に入っておくと、緊急時に高い医療費を払うリスクを回避できるので、常に賢い選択だと言えるでしょう。ルクセンブルクを訪れる日本人渡航者は、以下のことを覚えておくと良いでしょう。
- 薬が必要なら、元の箱と一緒に携帯してください。
- 緊急時の電話番号は112です。
- 自然の中で時間を過ごすには、ディートを含む虫除け剤を使ってください。
屋外での活動に参加する時には、UVA・UVBに対する保護が含まれるSPF 15以上の日焼け止めを使ってください。