スイスのETIASビザ免除
ETIAS 申請現時点では、ヨーロッパ以外の国の人でも、ビザなしでヨーロッパを訪問できる人がたくさんいます。これが2022年に変わる予定です。ヨーロッパ以外の国の人がシェンゲン圏内の国に入国し、シェンゲン圏内を渡航するには、スイスでも使われるETIAS渡航認証が必要になります。
欧州渡航情報認証制度(ETIAS)は、シェンゲン圏の境界を強化することを意図したビザ免除プログラムです。そのために、ヨーロッパ以外からスイスに渡航する人がスクリーニングにかけられ、その記録が保管されるようになります。
ETIASビザ免除制度に関する情報は、スイスに限ったものではなく、シェンゲン圏内のどの国でも同じです。一度承認された渡航者は、連続90日までシェンゲン圏内を自由に移動できるようになります。
スイス・欧州連合・シェンゲン圏
スイスは中央ヨーロッパの国で、様々な山や湖がこの国の風景を構成しています。公用語には、フランス語・ドイツ語・イタリア語・ロマンシュ語などが含まれます。最も大きな都市はチューリッヒで、使用される通貨はスイスフランです。
実は、スイスは欧州連合の加盟国ではありません。しかし、欧州連合の法令の一部を使用しています。2009年からは、シェンゲン圏の加盟国になりました。シェンゲン圏は26カ国から構成されています。この地域圏を設置した理由は、国を超えて共通の管轄主体を設置するためです。
一度シェンゲン圏に入ると、国境検問や出入国審査を受けずに、圏内を渡航できるようになります。スイスもシェンゲン圏の一部なので、スイスでも使われるETIASがあれば、スイスやその他のシェンゲン圏加盟国を渡航することができます。
スイスに渡航するときにETIASが必要になるのは誰か?
このシステムが導入されると、ヨーロッパ以外の国の人は、スイスをはじめとするシェンゲン加盟国を訪問する前に、承認されたETIASを手に入れなければならなくなります。現在、ヨーロッパを旅行するときにETIASへの申請が必要になる国は、60カ国以上あります。
現在ビザなしでヨーロッパに渡航できる人でも、2022年からはETIASが必要です。スイスでも使われるETIASがあれば、観光・ビジネス・医療・乗り継ぎを目的にスイスやその他のシェンゲン加盟国に渡航することができます。
スイスでも使われるETIASの申請方法
ETIASの申請は短時間で簡単にできて、費用も安く済みます。申請はすべてオンラインででき、時間も10分程度しかかかりません。つまり、地元の大使館や領事館での事前予約や順番待ちに時間をかける必要はありません。
スイスでも使われるETIASの申請に必要なものをそろえたら、申請プロセスを始めましょう。申請では以下のような情報を提供することになります。
- バイオメトリック・パスポートの情報
- 氏名
- 出生時の姓(旧姓)
- 生年月日
- 出生地
- 性別
- 国籍・市民権
- 現在の住所
- Eメールアドレスや電話番号
- ヨーロッパで最初に訪問する国の名前
- 申請手数料のためのクレジットカードまたはデビットカード
スイスでも使われるパスポートや書類の要件
スイスでも使われるETIASの申請要件は以下の通りです。
- 有効なパスポート
- パスポート番号
- 発行日・有効期限
- 国籍
- 到着日から最低3ヶ月の有効期間が残っていること
- 要約した病歴
- 教育歴・職歴
- 紛争地域への渡航経験(該当する場合)
- 犯罪歴(該当する場合)
- 国外退去・入国拒否になったことのある国(該当する場合)
未成年の方が申請を行うには、保護者が必要です。欧州連合加盟国の市民権を持つ家族と一緒の場合には、関係を示すもの、居住者カード、その他の背景情報などを提出しなければなりません。
スイスの観光情報
スイスは、幅広い旅行者をきっと楽しませてくれる国です。ルツェルンのチャペルやジュネーブの旧市街のような中世のランドマークは、旅行客を感動させてくれます。
最も大きな都市はチューリッヒで、世界的な銀行の本店があることで知られています。この都市には古いものと新しいものが混在していて、リマト川が二分する趣のある旧市街もあります。さらに、スイスは寿命が日本に次いで世界で2番目に長い国です。
また、スイスアルプスのあるスイスには、世界的に有名なスキーリゾートやハイキングコースが多く存在しています。高い山の斜面をスキーで滑り降りる、湖でカヌーを楽しむ、自然に溶け込むなど、その選択肢には限りがありません。
甘いものが好きな人なら、スイスがチョコレートで有名な国だと聞いて喜ぶことになるでしょう。スイスはミルクチョコレートが誕生した場所です。1857年に開発されて以来、スイスの人たちは、世界で1、2を争う美味しいチョコレートを作り、誇りを持ってその遺産を継続しています。