ETIASビザとシェンゲンビザの違い

ETIASビザとシェンゲンビザの違い

シェンゲン圏とは、26か国のヨーロッパ諸国から成る地域で、領域内には厳しい国境警備が存在しません。まるで一つの国家であるかのように、シェンゲン加盟国の間は自由に移動することが可能です。

現在、多数の国籍の渡航者はビザを申請することなくシェンゲン圏に限られた期間内で滞在することが可能です。アメリカ合衆国、日本、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ブラジル、アルゼンチン等の国に対し、ビザが免除されています。ビザが免除されていない国からの渡航者は、大使館または領事館にてシェンゲンビザの申請が必要となります。

しかし、2022年からETIAS(欧州渡航情報認証制度)の導入より、ビザの制度が大幅に変わります。ETIASとは電子ビザ免除制度を指し、渡航前にこのビザの取得が必須となる国は現在60以上あります。

ETIASビザ免除とシェンゲンビザの大きな違いは、シェンゲン圏に渡航する際の申請の対象者とその手順です。

ETIASの申請対象国のほとんどが、現在のビザ申請免除国に当たります。これに対し、ETIAS非対象国からの渡航者は、シェンゲンビザを取得する必要があります。

ETIASビザ免除制度

ETIASは短期滞在者のためのビザであり、180日間内で最長90日間の滞在が可能です。ビザの有効性は、ETIAS申請後3年後、またはパスポートの有効期限日まで持続します。

ETIAS申請の対象国

現時点では60以上の国が2022年よりETIAS申請の対象となりますが、その後対象国のリストに更なる国が追加されると見込まれています。ETIASの申請が対象となる国は下記の通りです。

  • アルバニア
  • アンドラ
  • アンティグア・バーブーダ
  • アルゼンチン
  • オーストラリア
  • バハマ
  • バルバドス
  • ボスニア・ヘルツェゴビナ
  • ブラジル
  • ブルネイ
  • カナダ
  • チリ
  • コロンビア
  • コスタリカ
  • ドミニカ国
  • エルサルバドル
  • グレナダ
  • グアテマラ
  • ホンジュラス
  • 香港
  • イスラエル
  • 日本
  • キリバス
  • マカオ
  • マケドニア
  • マレーシア
  • マーシャル諸島
  • モーリシャス
  • メキシコ
  • ミクロネシア
  • モルドバ
  • モンテネグロ
  • ニュージーランド
  • ニカラグア
  • パラオ
  • パナマ
  • パラグアイ
  • ペルー
  • セントクリストファー・ネーヴィス
  • セントルシア
  • セントビンセント・グレナディーン
  • サモア
  • セルビア
  • セーシェル
  • シンガポール
  • ソロモン諸島
  • 韓国
  • 台湾
  • 東ティモール
  • トンガ
  • トリニダード・トバゴ
  • ツバル
  • ウクライナ
  • アラブ首長国連邦
  • アメリカ合衆国
  • ウルグアイ
  • バヌアツ
  • ベネズエラ

ETIASの申請方法

ETIASの申請対象となる国からの渡航者は、オンライン申請フォームに氏名、住所、生年月日、パスポート情報、渡航計画などの情報を入力することにより、申請手続きを完了することが可能です。申請手順はすべてオンライン上で行われ、大使館または領事館へ行く必要はありません。
申請者は、申請対象国の有効なパスポートを有し、基本的なビザ申請要件を満たす必要があります。また、クレジットカードもしくはデビットカードで支払いを行い、申請フォームを提出することが求められます。

シェンゲンビザ

ETIASのように、シェンゲンビザは短期滞在のためのビザであり、ビザ保持者は領域内で90日以内の滞在が可能です。申請者の渡航目的にあわせ、滞在可能期間が異なるシングルビザ(1回入国可能)、ダブルビザ(2回)、マルチプルビザ(複数回)が発給されます。

シェンゲンビザが必要な国籍

現時点で、ビザ申請免除制度の非対象国からの渡航者は、シェンゲン圏内にある26か国のいずれかの国を訪問する際にシェンゲンビザの申請が必要です。

ETIASの導入後、ETIASの申請対象とならない国(上記リスト参照)からの渡航者は、ヨーロッパを訪問する際にシェンゲンビザが引き続き必要です。ただしETIASの開始前後に、更なる国がETIAS対象国リストに追加される可能性はあります。

シェンゲンビザの申請方法

シェンゲンビザの申請は、ETIAS導入国の大使館または領事館にて行われます。シェンゲンビザの保持者は26か国ある全シェンゲン加盟国へ渡航することが可能ですが、原則として、最初に入国する予定のシェンゲン加盟国の大使館または領事館へ行くことが求められます。

時間に余裕をもって申請するため、少なくとも渡航15日前までに大使館または領事館へ訪問できるよう面接日時を予約して下さい。シェンゲン加盟国によって、必要書類や申請要件に関する規定がそれぞれ異なります。

どの国の大使館または領事館に関わらず、申請書を記入し、顔写真を提出し、ビザの申請手数料を支払う手順は変わりません。

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