ルーマニア シェンゲン圏 etias

ルーマニアがまもなくシェンゲン圏に参加:日本人に与える影響は?

ルーマニアは、欧州連合の加盟国なのにシェンゲン圏には含まれない6カ国(他は、ブルガリア、クロアチア、キプロス、そして離脱したイギリスとアイルランド)のうちの1つです。しかし、ヨーロッパ中での支持が高まる中で、ルーマニアが2019年末までにシェンゲン圏の一部になる可能性があります。

ルーマニアは持ち回りのEU議長国になっており、シェンゲン圏への参加をアジェンダの中の最優先事項に掲げています。議長国の任期が始まった日に、欧州議会のアントニオ・タイヤーニ議長から支持を取り付けました。タイヤーニ氏は、ルーマニアの参加に以前反対したEU加盟国に対して「自身の立場を考え直す」ように訴えました。タイヤーニ議長は、ルーマニアは参加のための全ての条件を満たしていると発言しています。

日本人旅行者にとっては、これは何を意味するのでしょうか?現在、日本国籍を持つ人は、ビザなしでルーマニアやシェンゲン圏に入国することができます(短期滞在の場合)。そのため、ルーマニアの参加による影響がすぐに出るという訳ではありません。しかし、2022年からは、日本人がシェンゲン圏内の国を訪問する際にETIAS渡航認証が必要になるため、ルーマニアもそのような国に含まれることになります。

 

日本人がETIAS渡航認証を取得するために、必要な手続きとは?

ETIASの申請プロセスは、すぐに終わるわかりやすいものです。日本人旅行者は、オンラインフォームに氏名・住所・生年月日・パスポートの情報・渡航計画などの情報をもれなく記入する必要があります。また、健康や安全に関する質問もいくつかあります。しかし、それだけです。

申請者が申請書を提出するためには、クレジットカードかデビットカードを使って手数料を支払う必要があります。トラブルがなるべく起こらないようにするために、申請者はすべての回答を注意しながら入力・修正する必要があります。小さな間違いでも、手続きの遅れにつながる場合があります。

大部分の申請書はすぐに承認され、旅行者はEメールでETIAS渡航認証を受け取ります。ETIAS渡航認証は3年間有効で、旅行者は圏内のすべての国(現在26カ国)に入国することができます。旅行者は90日まで(どの180日間を取っても合計90日を超えないこと)シェンゲン圏内に滞在することができます。

 

ルーマニアはシェンゲン圏参加にどのぐらい近づいているのか?

支持する声の高まりと持ち回りのEU議長国であることから、ルーマニアはシェンゲン圏参加に今までで最も近づいています。しかし、多くのコメンテーターが年内の参加を予測しているものの、EU加盟国はそれに反対することができます。

ルーマニアは、自分たちがシェンゲン圏に参加しても安全上のリスクは発生しないということを、一部の国に納得してもらう必要があります。ルーマニアをシェンゲン圏に受け入れることを欧州議会が初めて加盟国に求めたのは、2011年でした。しかしながら、その時と違って、現在はEU加盟国の圧倒的多数がルーマニアの参加を支持しています。

欧州委員会のユンケル委員長は「私の任期が終わる(2019年)までに、私たちがルーマニアをシェンゲン圏の新しい仲間として受け入れることになると、いまでも確信しています。」と言っています。まだまだ努力が必要ですが、シェンゲン圏参加決定という結果が出ることになるでしょう。

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