ギリシャ渡航情報とETIASの申請

欧州渡航情報認証制度ETIAS（エティアス）は、シェンゲン圏内の国境のセキュリティの強化を目的としています。日本人渡航者は、追加のセキュリティ対策としてギリシャのETIAS（エティアス） が必要となります。これはギリシャだけではなく、シェンゲン圏内諸国に渡航する場合も同じくETIASが必要になります。

通常のギリシャへの渡航ビザと混同してはならないのが、ETIAS（エティアス）はギリシャ訪問前にすべての申請者を審査する点です。ETIAS（エティアス）が承認されると、最長90日間シェンゲン圏内を自由に移動することができます。

つまり、現在ギリシャへビザなしで訪問することが許可されている日本人も、ギリシャを含めたすべてのシェンゲン圏のいずれかの国に入国する前にこのETIASの申請と承認が必要になります。

EU、シェンゲン圏内のギリシャの役割

ギリシャは欧州南東部にあるバルカン諸国の一部です。公用語はギリシャ語、通貨はユーロを使用しています。数多くの島々がエーゲ海とイオニア海沿いにあります。

ギリシャは1981年に欧州連合に、2000年にシェンゲン圏に加入しました。シェンゲン圏はか国で構成されておりその目的は海外旅行者をひとつの管轄にまとめて管理することにあります。

一度この地域に入国すると、シェンゲン圏内を厳しい国境での入国審査なく移動することが可能になります。ギリシャはシェンゲン圏の一部なので、ギリシャ渡航前にETIAS（エティアス）を取得すればギリシャと他のシェンゲン諸国を自由に旅行することができます。

いつから日本人はギリシャ渡航にETIASが必要になる？

欧州内を旅行するときにETIAS申請が必要となる国は、日本を含めて50か国以上あります。この中の多くは現在欧州入国にビザが不要です。しかし2026年末にこれが変わります。

ETIASのシステムが導入されると、日本人はギリシャ入国前にETIAS（エティアス）を申請しなければならなくなります。申請内容が審査・承認されると、最長90日間シェンゲン圏内を移動・滞在することができるようになります。

ETIASによって、日本人渡航者は観光、ビジネス、医療、乗り継ぎのためにシェンゲン圏内の国々を訪問することが可能になります。

ギリシャ 入国 必要書類

ギリシャのETIAS（エティアス）申請方法

ETIAS申請の手続きは簡単で、自宅からオンラインでアクセス可能です。そのため大使館や領事館に予約を取ったり、列に並んで待つ必要はありません。

ギリシャETIAS（エティアス）申請には以下の内容の入力を求められます：

その他申請に必要なパスポート情報および必要書類

ギリシャのETIAS（エティアス）を申請するには以下の情報も必要になります：

EU市民の家族がいる人は家族関係を証明する文書、在留カード、その他追加で求められた場合は必要な書類を提出しなければなりません。未成年者の申請書は保護者が代理で入力する必要があります。

ギリシャの渡航情報

西洋文明誕生の地と言われるギリシャは観光客に人気の観光地で、その歴史、文化、美しいビーチを求めて毎年多くの観光客が訪れます。

日本人にも人気の渡航先で、首都アテネの古代遺跡や景観を歩いて楽しむことができます。有名な観光スポットのほとんどは、5世紀にまでその歴史をさかのぼることができます。特に人気の観光スポットとして世界遺産にも登録されているアクロポリスとパルテノン神殿が挙げられます。ユネスコが保護するメテオラ修道院は切り立った岩の頂上にあり、これも必見の観光地です。

夏のバケーションにはサントリーニ島も人気の観光地です。美しい黒砂のビーチと白く塗られた家々に囲まれたその景色を見れば人気の理由もよく分かります。

サントリー二島と並んで人気のミコノス島にあるビーチも人気の渡航先ですが、ここはパーティやナイトライフを楽しみたい人に人気の場所といえるでしょう。エーゲ海の島にあり、他にはないクラブシーンを楽しむことができます。夏の間は人で溢れ、有名なDJのイベントが毎晩のように開催されています。