日本からイタリアへの入国にはETIAS(エティアス)が必要です

ETIAS 申請

日本からイタリア(またはシェンゲン圏に属するその他の国)へ渡航する場合、2026年以降からETIASが渡航要件に加えられ、申請が必要となります。ETIASの申請手続きは渡航前にオンライン上で済ませることができます。 ETIAS(エティアス)は、シェンゲン圏の治安強化のために取り入れられました。ETIAS申請過程では渡航者の審査が行われ、危険性があると特定された人物は入域が禁じられます。

近年、多くの欧州の都市でテロ攻撃が起こりました。外国人旅行者やイタリア現地の人々、その他のシェンゲン加盟国がより安全な場所となるよう、今までビザが免除されていた国からのビザが免除されていた国からのビザなしで訪れていた旅行者向けにETIASが導入されます。

欧州への渡航に必要なETIASの有効期限は3年で、180日以内に最大90日までシェンゲン圏での滞在が可能となります。

イタリアに渡航する際のETIAS申請手順

日本国籍者は、イタリア旅行のためのETIASビザ免除の申請手続きをオンライン上で行うことができです。申請フォームにはいくつか質問に回答する箇所があり、申請者の氏名、生年月日、住所、パスポート情報、渡航計画、その他のセキュリティ関連情報の入力が求められます。

ETIASビザ免除を取得するには、ETIAS申請要件を満たしていることが求められます。この要件には、有効なパスポートを有すること、クレジットカードまたはデビットカードで支払いを行うこと等が含まれます。

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ETIASはイタリアの観光ビザですか?

いいえ、ETIASはビザではありません。ETIASとは、欧州渡航情報認証制度(European Travel Information and Authorisation System)の略です。日本などシェンゲン圏の入国にビザを必要としない国からの訪問者をオンライン上で承認し、追跡する完全な電子システムのことです。イタリアへの海外旅行にはこのETIASが必要になります。

❶ 渡航書類について(イタリア)

  • 90日未満:ETIAS
  • 90日超:カントリービザ情報の確認
  • 居住地:カントリービザ情報の確認
  • 職業:カントリービザ情報の確認
  • 学業:90日未満の場合はETIAS | 90日超の場合はビザ
  • 復路チケット情報

❷パスポート 残存期間

  • 最低3か月
  • 6か月を推奨

❸イタリアでの滞在情報

  • マスク:医療施設および病院のみ必須
  • ソーシャルディスタンス:不要
  • 店舗・施設の制限:なし

日本からイタリア入国に必要な渡航書類

今まで90日以内の滞在であれば、日本国籍保有者はイタリアへの海外旅行にビザを申請する必要はありませんでした。2024年以降も引き続き観光ビザの申請は不要ですが、ETIASの申請・承認が必須となります。

ETIASは、90日以内の短期滞在を対象とした商用または観光が目的の渡航認証であり、学生ビザや就労ビザの代わりにはなりません。ETIASが必要になる国への移住、留学、就労、90日を超える滞在を希望する場合は、それぞれの目的に応じビザなどを申請する必要があります。詳しくはイタリア大使館にお問合せください。

ETIASの申請内容

日本からイタリアへの海外旅行にはETIASの申請手続きをオンライン上で行うことができです。申請フォームにはいくつか質問事項があり、申請者の氏名、生年月日、住所、パスポート情報、渡航内容、その他のセキュリティ関する質問の回答を求められます。 ETIASビザ免除を取得するには、ETIAS申請要件を満たしていることが求められます。この要件には、有効なパスポートを有すること、クレジットカードまたはデビットカードで支払いを行うこと等が含まれます。

ETIASの取得

ETIASビザ免除が承認されると、申請者のもとへ確認メールが送信されます。導入後、承認されたETIASがないと日本からイタリアへ入国ができませんのでご注意ください。

渡航者は一度シェンゲン圏に入域すると、同じETIASでシェンゲン加盟国間を自由に行き来することが可能になります。

イタリアに関する基本情報

イタリアは地中海の中心にあり、6100万人の人口を有します。フランス、スイス、オーストリア、スロベニアの4か国、サンマリノとバチカンの極小国家2か国と国境を接します。

ローマ帝国とルネサンスが栄えたイタリアは、世界の文化と歴史に大きな影響を与えてきました。ローマは生きた博物館であり、ユネスコ世界遺産がたくさんあります。ヴェネツィア、フィレンツェ、ミラノは人気のある目的地で、現地の食べ物を含む素晴らしい文化の体験を求めて多くの旅行者がイタリアを訪問します。

パスポートと渡航書類の要件

イタリア渡航のためのETIASを申請するには、有効な日本のパスポートが必要です。申請時に使用されるパスポートは渡航時に使用されるものと同様であることが条件であり、そうでない場合、取得したETIASは無効となります。

ETIASは申請時のパスポート情報と電子的に管理され、他のパスポートに移しかえることはできません。したがって、パスポートの有効期限が切れた場合、ETIASは無効となり、再度申請が必要となります。

観光情報

イタリアは、世界中の他のどの国よりも多い、53のユネスコ世界遺産を有します。イタリアンアルプスのような壮大な景色、ミケランジェロやダヴィンチのような芸術家の傑作、魅力的な文化や食、ファッションなどのライフスタイル、見どころ豊富なイタリアは旅行に最適な目的地です

ローマは帝国時代の遺跡を見学することができる有名な観光地です。コロッセオ、パンテオン、ローマン・フォーラムなどの堂々とした建築物は、圧倒的な迫力を感じさせます。また水上都市ヴェネツィアは、ロマンチックな雰囲気を味わえるカップにも人気の旅行先です。

フィレンツェは魅惑的な街で、ローマの混雑を避けてイタリアの文化を体験したい人にぴったりです。トスカーナ州の州都であるフィレンツェでは、ミケランジェロのダビデ彫刻やドゥオーモ大聖堂といった、芸術と建築の傑作が数多く見られます。 また、イタリアは素晴らしい自然景観であふれています。アルプスはスキー休暇に最適で、世界で最も美しいと言われる海岸線がいくつか存在します。450以上の島々と世界有数のぶどう園でも知られています。

イタリアへ渡航する際の医療情報

国内全体の医療水準は高いですが、一般的にイタリア北部にある病院は南部にある病院よりも優れていると言われています。現地で緊急の治療が必要になった場合に高額の医療費の負担を回避できるよう、海外旅行保険への加入を推奨します。軽度の病気やけがの場合は、薬局にてさまざまな種類の市販医薬品の購入が可能です。

  • 世界保健機関(WHO)は、麻疹、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、風疹、ポリオ、百日咳、肺炎球菌およびB型肝炎の予防接種を推奨しています。
  • 旅行中に医薬品を服用する場合は、薬の名前がはっきりと表示された元の包装に入れて携帯しましょう。
  • 救急車を呼ぶときの番号は112です。
  • 水道水は飲料水に適しています。

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駐日イタリア大使館

  • 所在地:日本、〒108-0073 東京都港区三田2丁目5−4
  • 連絡先:(+81) 3 3453 5291

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イタリア総領事館

  • 所在地:日本、〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島2丁目3−18 中之島フェスティバルタワー
  • 連絡先:(+81) 6 4706 5820

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イタリアにある日本国大使館・総領事館

  • 在イタリア日本国大使館(ローマ)
  • 所在地:Via Quintino Sella, 60. 00187 Rome
  • 連絡先:(+39) 06 487 991
  • 在ミラノ日本国総領事館
  • 所在地:Via Privata Cesare Mangili, 2/A. 20121 Milan
  • 連絡先:(+39) 02 624 1141