日本人旅行者向けシェンゲンビザ情報
日本国籍の方は、シェンゲンビザなしで最大90日までヨーロッパの国々へ渡航できます。
シェンゲン協定により、日本人旅行者は短期滞在ビザを免除されます。
日本国籍の方は、間もなく欧州渡航情報認証制度(ETIAS、エティアス)にオンライン登録する必要があります。
2026年に稼働開始し、ビザなしで日本からヨーロッパに渡航する際に必要になります。 シェンゲンビザに関する本ガイドは、情報提供のみを目的としています。日本人旅行者はヨーロッパ入国の際にビザを必要としませんが、シェンゲンビザおよび入国要件についての詳細に本情報をお役立てください。
シェンゲンビザとは?
シェンゲンビザとは、シェンゲン協定加盟国内を旅行する際の短期滞在ビザのことです。同じビザがシェンゲン協定に加盟しているすべての加盟国を対象としています。
シェンゲンビザを取得することで、180日間の期間に最大90日間、旅行者が加盟国の国々の間を自由に行き来できるようになります。これは短期滞在ビザです。
シェンゲンビザは、いずれかの加盟国の国際空港を乗り継ぎで利用する際にも有効です。
ETIASはまた、すべてのシェンゲン協定地域をカバーします。フランス、イタリア、スぺインなどに訪れる日本人旅行者にはシェンゲンビザは不要ですが、ETIASの認証が必要です。
シェンゲンビザの種類:入国回数と有効性
シェンゲンビザには主に2つのカテゴリーがあります。
タイプAシェンゲンビザ:空港におけるトランジットビザ
この種類のシェンゲンビザは、シェンゲン協定加盟国の空港の国際乗り継ぎ区域で乗り継ぎを行うためのものです。
日本人の乗り継ぎ旅客は、乗り継ぎ時にシェンゲンビザを必要としません。
タイプCシェンゲンビザ:短期滞在ビザ
これは、シェンゲン協定地域を訪れる免除対象でない第三国の国民に対する短期滞在ビザです。
- 入国1回
- 入国2回
- 複数回の入国(1年間、3年間、または5年間有効)
複数回入国可能なシェンゲンビザを申請するには、特別な条件があります。すべての場合において、1滞在当たり、180日の期間につき90日を超えることはできません。
シェンゲンビザとは異なり、ETIASは1種類しかありません。日本人の申請者には、3年間有効および複数回入国可能のETIASが発行されます。
日本人でETIASの代わりにシェンゲンビザを取得できますか?
ETIAS要件を満たさない日本人旅行者は、通常、シェンゲンビザを代わりに申請することはできません。
ETIASとシェンゲンビザの両方で、所有者は以下のことを許可されます。
- シェンゲン協定地域に最大90日間滞在する
- 観光訪問、ご家族・ご友人の訪問、商用訪問、乗り継ぎ
これは、90日を超える滞在、または労働などのため、日本国籍の方は、ETIASの代わりにシェンゲンビザで入国することができないことを意味します。この場合、シェンゲンビザではなく、ヨーロッパの滞在目的地における国家ビザを申請する必要があります。
さらに、日本からの免除対象旅行者は、依然としてシェンゲンの入国要件を満たす必要があります。これには、ETIASおよびシェンゲンビザ申請に適用される健康およびセキュリティ要件を満たすことが含まれます。
シェンゲンビザの申請書
シェンゲンビザを申請するには、申請書に必要事項を記入する必要があります。
必要な情報には、次のものが含まれます。
- 個人情報:氏名、生年月日、婚姻状況、国籍
- パスポート情報:番号、発行日、有効期限満了日、発行国
- 連絡先情報:居住先住所、Eメールアドレス、電話番号
- 旅行情報:訪問の目的、到着国および到着日、入国回数
- 以前の旅行についての情報:過去3年間に発行されたシェンゲンビザ
- 経済的支援:旅行費用を支払う方に関する情報
日本からのETIAS申請者は、この情報のほとんどを提供する必要があります。ただし、渡航認証申請は迅速かつすべてオンラインで行うことができます。
シェンゲンビザ申請書は、大使館、領事館、またはビザセンターで、関連する付属書類とともに申請を行う必要があります。
シェンゲンビザの保険要件
シェンゲンビザの保険を申請する必要があります。旅行者は、すべての加盟国で有効な3万ユーロ以上の医療補償を含む保険に加入する必要があります。これは、ビザなしの旅行では必要ありません。
日本国籍の方向けシェンゲンビザに関するFAQ
日本人旅行者はヨーロッパへの渡航の際にビザが必要ですか? Toggle faqs
いいえ、日本国籍の方は、ヨーロッパに渡航する際に観光ビザを必要としません。日本からの訪問者は、シェンゲン協定地域に180日間のビザで最大90日まで滞在できます。日本人は、シェンゲンビザ申請を行う必要はありません。
日本人旅行者はビザは必要ありませんが、ETIASのサービス稼働開始後、ヨーロッパに訪問する際にETIASが必要になります。
日本人はビザなしでヨーロッパにどれくらい滞在できますか? Toggle faqs
日本国籍の方は、ヨーロッパにビザなしで180日間の期間で最大90日まで滞在できます。3か月を超える滞在を希望する日本国民は、シェンゲンビザを申請することができません。シェンゲンビザも短期滞在許可に該当します。
90日を超えて滞在するためには、日本国籍の方は、滞在目的国の国家ビザを申請する必要があります。
日本人にとって、ETIASとシェンゲンビザの違いとは何ですか? Toggle faqs
ETIASはヨーロッパ各国のビザではありません。ETIASは、シェンゲンビザの要件を免除されているEU以外の国民に対して、ビザウェイバー(ビザ免除)としても知られている電子渡航認証です。
日本人旅行者のためのシェンゲン協定は、90日間までビザなしで旅行することと、特定の目的のための旅行を認めています。
シェンゲンビザは、ビザ免除の対象とならない国のEU以外の国民を対象としています。シェンゲンビザの申請は対面で行う必要があります。ETIASは完全にオンラインで手続きが可能です。
日本人は、シェンゲンビザで欧州に就労・留学できますか? Toggle faqs
いいえ。ETIASと同様、シェンゲンビザも観光、ビジネス、家族訪問などの短期的な活動を目的としています。シェンゲンビザは、ヨーロッパで働きたい日本国籍の方のためのETIASに代わるものではありません。
シェンゲン協定加盟国で働いたり勉強したりすることを希望する日本国民は、滞在目的国の国家ビザを申請する必要があります。