
日本政府発給のパスポートは世界で最も強力なパスポートの一つです。日本国籍保有者は、一定期間に限りビザなしで100か国以上の国に旅行出来ます。
日本政府発給のパスポートを所持者が、ビザを免除している国々を訪れる場合、オンラインで登録しなくてはなりません。電子渡航認証は、より安全なビザなし入国を促進するために、いくつかの国で利用されています。
2025年現在において、日本国籍保有者が、ビザ免除で訪問できる国々の一覧は以下のとおりです。
日本政府発給のパスポート保有者がビザ免除で訪問できるヨーロッパの国々
日本国籍保有者は、90日以内であれば、ビザなしでヨーロッパのほとんどの国へ渡航できます。この制度には、日本人旅行者に人気の目的地であるトップ3の国々であるイタリア、フランス、スペインが含まれています。
日本人を対象にビザが免除されるヨーロッパの国々は以下の2種類があります。
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- シェンゲン諸国は2026年からETIAS旅行証明書を必要とします
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- その他のヨーロッパの国々
日本人はシェンゲン協定加盟の国々にパスポートなしで渡航できます
日本政府発給のパスポート所持者は、シェンゲン協定加盟国すべてにビザなしで渡航が可能です。旅行者は、180日あたり90日間までビザを申請せずに滞在できます。
ビザ免除渡航が認められているのは、旅行、ビジネス、トランジット目的の場合です。
- アイスランド
- イタリア
- エストニア
- オーストリア
- オランダ
- ギリシャ
- スイス
- スウェーデン
- スペイン
- スロバキア共和国
- スロベニア
- チェコ共和国
- デンマーク
- ドイツ
- ノルウェー
- ハンガリー
- フィンランド
- フランス
- ベルギー
- ポーランド
- ポルトガル
- マルタ
- ラトビア
- リトアニア
- リヒテンシュタイン
- ルクセンブルク
日本政府発給のパスポート所持者は、モナコ、サンマリノ、バチカンといったヨーロッパのミニ国家にも、パスポート免除で渡航できます。シェンゲン協定のビザ政策が適用されます。
日本からビザ免除のシェンゲン協定加盟国に渡航する場合のETIAS渡航認証制度
日本人旅行者とビジネス目的の渡航者は、シェンゲン協定加盟国に行く前に、オンラインでの登録がまもなく義務付けられます。
ヨーロッパ旅行情報認証システム(ETIAS)は2026年末までに開始する予定です。ETIASが、日本人観光客をはじめ、ビザ免除者の入国要件件になります。
日本からのETIAS申請は、ほんの数分で完了します。承認されると、ETIASビザ免除は、日本のパスポートに電子的にリンクされます。
入国審査官はシェンゲン要諦加盟国の国境外側でパスポートをスキャンし、ETIASを認証します。ETIASは複数回の入国が3年間有効で、日本人渡航者はヨーロッパを訪れるたびにビザ免除を申請する必要がありません。
日本人を対象にビザ免除を認める他のヨーロッパの国々
日本政府発給のパスポートを所持する者はビザなしで以下のヨーロッパの国々を訪問できます。
- アイルランド
- アルバニア
- アルメニア
- ウクライナ
- キプロス
- クロアチア
- コソボ
- セルビア
- ブルガリア
- ベラルーシ
- ボスニア・ヘルツェゴビナ
- モルドバ
- モンテネグロ
- ルーマニア
- 北マケドニア
ヨーロッパの国々にビザ免除で滞在できる期間は90日~180日です。これらの国々はシェンゲン協定加盟国ではないので、ETIASは旅行には有効ではありません。
日本人がビザなしで行けるヨーロッパ以外の国々
日本政府発給のパスポートを所持者は、ビザなしでヨーロッパ以外の国々にも行けます。ビザ免除政策は国によって異なります。日本人旅行者は目的地に固有の要件のチェックは必須です。
該当する場合、日本政府発給のパスポート所持者はETIAS同様の電子渡航認証を義務付けられます。出発前にオンラインでETAを取得しなければなりません。
日本人旅行者が上記の国にビザなしで滞在できる期間は、約15日~6ヶ月です。
日本国籍を有する方を対象にビザを免除する米州の国と領域
- アメリカ合衆国
- アルゼンチン
- アンティグア・バーブーダ
- ウルグアイ
- エクアドル
- エルサルバドル
- カナダ
- ガイアナ
- キュラソー島
- グアテマラ
- グリーンランド
- グレナダ
- ケイマン諸島
- コスタリカ
- コロンビア
- ジャマイカ
- スリナム
- セントクリストファー・ネイビス
- タークス・カイコス諸島
- チリ
- トリニダード・トバゴ
- ドミニカ共和国
- ドミニカ国
- ニカラグア
- ハイチ
- バハマ
- バミューダ諸島
- バルバドス
- パナマ
- パラグアイ
- フランス領ギアナ
- ブラジル
- ベネズエラ
- ベリーズ
- ペルー
- ホンジュラス
- ボリビア
- メキシコ
- モントセラト
日本国籍を有する方を対象にビザを免除するアジアの国と領域
- アラブ首長国連邦
- イスラエル
- インドネシア
- ウズベキスタン
- カザフスタン
- カタール
- キルギス
- グルジア
- シンガポール
- タイ
- トルコ
- フィリピン
- ブルネイ
- ベトナム
- マカオ
- マレーシア
- ミャンマー
- モンゴル
- ラオス
- 香港
- 台湾
- 中華人民共和国
日本国籍を有する方を対象にビザを免除するアフリカ国と領域
- エスワティニ王国(旧スワジランド)
- カーボベルデ
- ガンビア
- サントメプリンシペ
- セネガル
- チュニジア
- ナミビア
- ボツワナ
- マヨット
- モーリシャス
- モロッコ
- レソト
- レユニオン
- 南アフリカ
日本国籍を有する方を対象にビザを免除するオセアニア州の国と領域
- ウォリス・フツナ
- キリバス
- クック諸島
- グアム
- ニューカレドニア
- バヌアツ
- フィジー
- フランス領ポリネシア
- ミクロネシア連邦
- 北マリアナ諸島
日本人がビザなしで旅行する際に必要な書類
日本国籍を有する者は海外渡航においては有効なパスポートを所持しなければなりません。
日本政府発給のパスポートを所持する者はまた、カナダ(eTA)、韓国(K-ETA)、アメリカ(ESTA)などの目的地の電子認証を得なければなりません。
ヨーロッパはETIASを2026年までにETIASの導入を開始する予定です。日本政府発給のパスポートを所持する者が、ビザなしでシェンゲン協定加盟国を継続して訪れるには、ETIASの申請を義務付けられます。
ETA申請は迅速で効率的であるのが普通です。日本人旅行者はオンラインで申請し、電子メールで渡航許可を受け取ります。
日本からの旅行者は、訪れたい国固有の入国要件をチェックしなければなりません。
新型コロナウィルスの影響でビザ免除措置を停止している国もあります。健康安全に関する書類を追加で義務付けられることがあります。海外のどこへ旅行するにしても、日本人旅行者は最新の渡航情報のチェックを行うようにしてください。
免除対象外の日本政府発給のパスポート所持者は、ビザが必要です。
日本政府発給のパスポートを所持する者は、目的地それぞれのビザ免除の条件に適合しなくてはなりません。ほとんどの場合、訪問目的は一定期間の旅行、ビジネスに限定されています。
ビザ免除の対象とならない日本人旅行者も渡航できますが、ビザを取得しなければなりません。国にもよりますが、ビザは、オンラインまたは大使館を通じて取得が可能です。